起業の覚悟

起業や創業がブームのようになっています。新しいビジネスモデルをもった起業・・・なんて使い方がされています。
ビジネスモデルという言葉も相当に怪しいモノだと思っています。最終的には「にこりと笑う」、「気持ちいい」などが商売成功のコツである場合が多く、すごい特許や画期的な仕組みが簡単に出てくるわけではなく、経営者の覚悟が重要なことは言うまでもないでしょう。

NPOあうるずもロングトレイル、エゾシカリュックなど多様なアイテムを開発していますが、これらをNPOあうるずの内部として事業展開する気持ちはあまりありません。たとえばNPOあうるず株式会社のエゾシカリュック部長は起業者ではないので新しい事業を少ない資本と人材で立ち上げることはなかなか困難です。エゾシカリュック部長がリスクをもってしかもビジネスとして社長として展開することがソーシャルビジネスのインキュベーション機能だとおもいます。

あうるずは総合商社を目指すのではなく、いろいろな課題を提案し事業化を外部でおこない、相互にネットワークしていることが重要だとおもっています。事業化する人は高度なプランややりくりや人材活用を行わなくては事業が成立しません。それはNPOあうるず内部でおこなうことと画期的に異なる素養が必要です。