2009年4月20日月曜日

本別バイオマス研修会

本別町は乳業メーカーや製糖工場などがあり、畜産以外のバイオマスの多くあります。マメの生産地としても有名で、私たちは本別キレイマメブランドの展開なども行っています。
研修会は本別町幹部と町議会議員を対象におこないました。当日は40名以上の参加があり、また質疑応答も活発におこないました。農業地帯だけ議会のみなさんもバイオマスへの関心が高く、バイオガスやバイオエタノールなどを身近に感じているようでした。
本別バイオマス研修会
十勝毎日新聞社記事

2009年4月18日土曜日

NPOあうるず20年度概要

NPOあうるずメンバーと応援団の皆様

NPOあうるずの菊池です。北海道もやっと春が来たようです。少しずつあたたかくなりました。
ご無沙汰いたしているかたもおおいので平成20年度のご報告いたします。

http://web.mac.com/kikusada/サイト/Welcome.html


1.地域の雇用を考える「ソーシャルファームジャパン設立」
昨年は経産省系の事業では「環境負荷低減国民運動事業」では現在は廃棄している鹿革や羊毛の利用を授産施設と連携して行うソーシャルファームプロジェクトを行いました。
特に前環境省事務次官の炭谷先生とソーシャルファームジャパンを設立することができて大変光栄でした。
ソーシャルファームジャパンのロゴは野口正治氏にお願いいたしました。
またエゾシカバッグはシライデザインの白井さんが担当してくれています。今後はシライ・コムニという共通ブランドに発展できれば・・と考えています。

ソーシャルファームジャパン設立総会
http://www.socialfirms.jp/

札幌の講演会の様子
http://picasaweb.google.co.jp/kikusada/DBAqRD#

http://www.kyodogakusha.org/

2.バイオマス活動
農水省が全国で強力にすすめている「バイオマス発見活用協議会」の北海道の事務局をやらせていただき、全道6カ所のセミナーと6カ所の研修会を行いました。
http://web.me.com/kikusada/発見活用協議会/Welcome.html

■セミナー(多少大きめの手作り勉強会100〜250名程度)
平成20年11月1日  とかちバイオマス利活用セミナー
平成20年12月26日 旭川バイオマス利活用セミナー
平成21年1月27日  北海道バイオマスタウンサミット
平成21年2月9日   バイオガスサミットin おこっぺ
平成21年2月17日   釧路バイオマスセミナー
平成21年2月27日   北海道バイオマスセミナー

■研修会(出前講座的な50名程度の勉強会)
12月8日興部バイオマス研修会
1月13日鹿追バイオマス研修会
2月24日恵庭バイオマス研修会
2月24日本別町バイオマス研修会
3月10日帯広バイオマス研修会(帯広建設業協会共催)
3月25日中札内バイオマス研修会

■バイオマスライブ
天ぷら油からエネルギーを取り出すBDFは全国ですっかり定着してお母さんたちが一生懸命に回収してくれています。
一方では品確法などで利用量が限定されたりしています。
では、道を走らない据え置き型発電機で利用しては・・という発想から始まりました。
日本中の全てのコンサートなどの野外電力をBDFで供給すると、回収の担い手である奥さんたちの努力をアーチストと共有することにより少しでも回収率が高まり、同時に意識も高まると考えています。
地味に帯広から始まりましたが、雪まつりにまで進出できました。
今年は北日本全体でおこなえないかな・・と考えています。
びっくりドンキーアレフや北海道新聞社、札幌芸術の森の皆さんと連携しています。
2007年WRC (NPOあうるず)
http://www.youtube.com/watch?v=1r32Z12O6dQ&feature=channel

2008年札幌シティジャズ(北海道バイオマスライブ実行委委員会)
http://www.youtube.com/watch?v=DqqOsaJpdvk&feature=channel
2008年帯広川まつり (北海道バイオマス発見活用協議会)
http://www.youtube.com/watch?v=EcaZxKU913w&feature=channel
2009年札幌雪まつり(北海道バイオマス発見活用協議会)
http://www.youtube.com/watch?v=N7uyyWkwmvg&feature=channel

■神戸弓削牧場様と「都市型農業と循環型社会セミナー」を開催しました。
北海道でも農業教育や酪農教育など「命に関わる教育」や「畜糞を活用する循環型農業」などの教育がなされていますが、都市近くにある牧場を日本の農業教育や循環型エネルギー教育の拠点にできると、もっとバイオエネルギーや生き物の力を身近に感じることができるのに・・と考え、神戸で出張講演会を開催しました。
http://web.mac.com/kikusada/サイト/菊池のBlog/エントリー/2009/3/8_エントリー_1.html

■あるく旅「とかちロングトレイル」
内閣府の地方の元気再生事業では「とかちロングトレイル」として歩くたびづくりを提案しております。
B-PALの酒井編集長や中頓別町で「森林療法」を研究している住友先生、大妻女子大の岡島教授、十勝アウトドアのご意見番の中村達氏、バックパッカーの加藤規芳氏、シェルパ斉藤氏も参加していただきました。
http://web.mac.com/kikusada/サイト/とかちロングトレイルWelcome.html

■とかちの食デザインプロジェクト
十勝の食ブランドを創り出そう!ということで始まった会議です。
いままでの良質な農産品づくりの視点に加えて、良質さをアピールするデザインや、消費者の手に届きやすいパッケージなど農産物をわかりやすく表現しようとするプロジェクトです。
武蔵野美術大学基礎デザイン学科宮島教授や無印良品・LL beanなどのブランドを立ち上げた中田氏と連携しながら行いました。
また、本別町キレイマメプロジェクトとも連携しています。
http://www.tokachi-fooddesign.com/
http://www.town.honbetsu.hokkaido.jp/kireimame/kireimame.html


年に一回しかご挨拶していないかたもいらっしゃいます。長文ご容赦ください。
今年度ももう少しゆとりをもってがんばりたいとおもってます。

よろしくお願いします。



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 NPOあうるず&
(畜大発ベンチャー企業) 
 北海道バイオマスリサーチ 
  菊池貞雄
メール   kikusada@mac.com
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2009年4月17日金曜日

バイオマスライブ

天ぷら油を回収して、エネルギーを創り出すという運動があります。BDFと言われるディーゼルエンジンで使用できる燃料ができ、その燃料を使用することにより二酸化炭素を削減しようとバスや自家用車などでも利用されています。
私たちはこの燃料で発電して、それで野外コンサートの電力として音響や照明などに利用するプランを進めています。これにより二酸化炭素を排出しないエコな音楽を奏でることができて、広く情報提供ができると考えました。

菊池貞雄のホームページ

削減された二酸化炭素分を演奏してくれたアーチストに渡して、その分で植林をしようと考えています。

2009年4月16日木曜日

温暖化と寒冷化

北海道バイオマスリサーチという会社を始めるときにいろいろな人がアドバイスをくれました。多かったのは「温暖化」はもしかすると違うかもしれないので、いろいろな地域振興をやっているのであれば「××総研」とか違う名前の方がよくないか?というものでした。
最近は地球は寒冷化に向かっているという説もあり、いろいろ議論があるようです。本当はどっちなんでしょうかね。北海道に住む私としては明らかに暖かくなっていると思いますが・・。

もとにもどって、仮に寒冷化しているとすると燃料が一層重要になります。化石燃料が無尽蔵にあるぞってことにならない限り、代替燃料の必要性は増すでしょう。

気象は100年単位で語るものという話も聞いたことがあります。どちらにしても、化石燃料に頼り切った生活自体を見直す必要性は変わらないと思います。

http://web.mac.com/kikusada/サイト/Welcome.html

2009年4月15日水曜日

バイオマス振興の課題

バイオマス利用がブームの様になっています。地球温暖化や石油が少なくなっていることやら、いろいろな要因があります。しかし、単なる新しいあたらしい資源や技術開発だけではこれほどに注目されることはないと思います。
バイオマス利用が地域、特に農山漁村を活性化させることができる点が注目される要因の一つです。新産業の技術開発は都会でおこなわれ、農村にある家畜糞尿や食品加工残渣、森林資源、水産物加工系の廃棄物などの資源とマッチングさせて活用することができるために、地域振興的な視点が重要です。
また、そこで産出されるエネルギーはおそらくは採算性が高くないので、遠くまで運搬して利用するほどの経済性はもっていないと思われます。地域のバイオマスエネルギーは地域でつかうことが一番良さそうです。
地産地消エネルギーを利用する仕組み作りは、地場産業の振興、二酸化炭素削減、地域の環境保全などさまざまな利点があります。

「さまざまな利点」と言いましたが、利点がおおいということは関わる役所の部署も多いと言うことです。廃棄物をとりあつかう環境課、一次産業などの振興する農業関連の課、技術開発をする工業課、全体構想をあつかう企画課など各部署にまたがります。

NPOあうるずはそれらを結ぶヨコ糸としても機能してます。