2012年11月27日火曜日

震災復興プラン

昨年の夏頃に陸前高田市に提出した「復興プラン」です。
地域全体を考えるマスタープランが必要ではないかと考え、弊社のノウハウと期待を構想図に落とし込みました。

考え方の基本条件は次のとおりです。
基本テーマ「エネルギーと食料の自給自足の地域づくり」

1.5分以内に避難可能!
・沿岸部には住居を建てずに、米生産と酪農による乳製品生産をおこなう。
・丘への中腹部を居住地域とする。
・高齢者や学校は中腹より上にすむ。
居住地を標高の高い順に、非難困難者→生活者→通勤者とすることにより「心の安心」を得る。

2.エネルギー自給
・森林部にちかいところで木質バイオマス発電と熱利用のコージェネをおこない、中腹の生活エリアにエネルギー供給をし、生活エネルギーは木質バイオマスから得る。
・生活者の生活生ゴミや屎尿はさらに下流にあるバイオガスプラントに送出し、メタンガスエネルギーとして電力と熱を得て、農業分野の6次産業化のエネルギーとする。

3.食料確保と小さなビジネスの6次産業化
・米と牛乳は自給できるように農業面積を確保する。
・酒、餅、チーズ、アイス、ヨーグルトなどの小さなお母さんたちの事業を促進する。
・お母さんたちの六次産業を通じた交流観光を促進する。

4.交通インフラ
・バイオマスエネルギー発電による電気自動車のシェアとバイオガスバス。
・線路は現在より山側に配置し、堤防機能を果たす。

できれば、ロングトレイルで宮古まで行くツアーや、パン・米・乳製品で健康ツアー、千本松原の環境学習、地震津波の地球科学と歴史の学習などができるとおもしろいですね。






2012年11月2日金曜日

日経でロングトレイルがブームになると予測!


日経トレンディ12月号で恒例の来年のトレンド予測をしていますが、その中でなんとロングトレイルが1位になっています。取材や資料を求めてくれていたので対応させてもらっていたのですが、一位とはおもわなかった。

平成3年から始まった「馬の道構想」十勝を馬でゆっくり歩く低速道路構想を策定していました。胆振日高、十勝、釧路、根室を駆け回って地域の歩ける道、交流拠点、自然景観などを連携したルート案をつくっていました。
また、アウトドアの振興、ファームインやファームレストラン、農場でつくったものを自分たちで食べよう!というホームメイドなどの活動が十勝で活発化しました。
そんな活動が現実になっていったのですが、連携する具体的なテーマがありません。

そこで、もう一度地域をあるく旅を提唱しました。平成20年からはじめたこの取り組みが日経トレンディにでるくらいになるとは・・・。感慨もひとしおです。