2012年12月19日水曜日

東北にあまいクリスマスプレゼント

寒風がふくなか被災地住宅に甘いプレゼントを届けましょう!

今年も東北へのクリスマスプレゼントとして十勝のスィーツや野菜をおくる活動をしています。
現在、柳月十勝木の実300個、六花亭ホワイトチョコレート300枚、本別町キレイマメ300個、十勝製餡120袋、森農園の有機ジャガイモ40KGMなどが届いております。

昨年同様に陸前高田と南三陸町の仮設住宅にお届けします。
今年は個人からの募金も募集しています。一口1000円で締め切りは21日です。
口座 帯広信用金庫電信通り支店 普通口座 0187665
NPOあうるず東北支援募金(エヌピーオーアウルズ トウホクシエンボキン)

今年も12月24日にお渡しする計画です。送り届ける経費は北海道バイオマスリサーチ株式会社とNPOあうるずで負担するので、皆さんからの基金が旅費になることはいたしません。






2012年12月6日木曜日

十勝の有機野菜をつかったお食事(グリーンスポット編)

代々木のグリーンスポットではいつもの通り十勝フェアを開催しています。特に今回は有機農産物を中心に展開しました。
森農園さんからジャガイモ、長いも、ゴボウがとどけられ、本別三井農場さんからはカラフル大根、広尾町からはツブ貝がとどきました。
昨年もそうですが、グリーンスポットのゴボウスープはすごくうまい!今回はさらに凝っていて、カプチーノ風に泡立ててオリーブオイルがのっています。

また、つぶは刺身などで食べるのでしょうが、蒸し焼きにして柔らかくなめらかになっています。エスカルゴ風のうまい。広尾産のつぶの質の高さが味わえます。

カラフル大根のバーニャカウダーソースで食べるのですが、様々な大根の辛みが味わえます。辛そうなのはかるく湯がいてあるそうです。

森農園さんの有機長芋のグラタンもとろりとしておいしかったです。
このお店ではいつも十勝の食材が何かしらありますので、是非お寄りください。
この日はヤマチュウの亜鉛大豆をつかった料理がありました。

















十勝の有機野菜をつかったお食事(芝パークホテル編)

芝パークホテルでは十勝振興の意見を伺う会を開催した際に十勝の有機野菜をホテルに提供してすばらしい料理を作ってもらいました。
食材がおいしいこともあるのですが、料理のアイディアに感動しました。
やっぱり十勝はおいしいな。













2012年11月27日火曜日

震災復興プラン

昨年の夏頃に陸前高田市に提出した「復興プラン」です。
地域全体を考えるマスタープランが必要ではないかと考え、弊社のノウハウと期待を構想図に落とし込みました。

考え方の基本条件は次のとおりです。
基本テーマ「エネルギーと食料の自給自足の地域づくり」

1.5分以内に避難可能!
・沿岸部には住居を建てずに、米生産と酪農による乳製品生産をおこなう。
・丘への中腹部を居住地域とする。
・高齢者や学校は中腹より上にすむ。
居住地を標高の高い順に、非難困難者→生活者→通勤者とすることにより「心の安心」を得る。

2.エネルギー自給
・森林部にちかいところで木質バイオマス発電と熱利用のコージェネをおこない、中腹の生活エリアにエネルギー供給をし、生活エネルギーは木質バイオマスから得る。
・生活者の生活生ゴミや屎尿はさらに下流にあるバイオガスプラントに送出し、メタンガスエネルギーとして電力と熱を得て、農業分野の6次産業化のエネルギーとする。

3.食料確保と小さなビジネスの6次産業化
・米と牛乳は自給できるように農業面積を確保する。
・酒、餅、チーズ、アイス、ヨーグルトなどの小さなお母さんたちの事業を促進する。
・お母さんたちの六次産業を通じた交流観光を促進する。

4.交通インフラ
・バイオマスエネルギー発電による電気自動車のシェアとバイオガスバス。
・線路は現在より山側に配置し、堤防機能を果たす。

できれば、ロングトレイルで宮古まで行くツアーや、パン・米・乳製品で健康ツアー、千本松原の環境学習、地震津波の地球科学と歴史の学習などができるとおもしろいですね。






2012年11月2日金曜日

日経でロングトレイルがブームになると予測!


日経トレンディ12月号で恒例の来年のトレンド予測をしていますが、その中でなんとロングトレイルが1位になっています。取材や資料を求めてくれていたので対応させてもらっていたのですが、一位とはおもわなかった。

平成3年から始まった「馬の道構想」十勝を馬でゆっくり歩く低速道路構想を策定していました。胆振日高、十勝、釧路、根室を駆け回って地域の歩ける道、交流拠点、自然景観などを連携したルート案をつくっていました。
また、アウトドアの振興、ファームインやファームレストラン、農場でつくったものを自分たちで食べよう!というホームメイドなどの活動が十勝で活発化しました。
そんな活動が現実になっていったのですが、連携する具体的なテーマがありません。

そこで、もう一度地域をあるく旅を提唱しました。平成20年からはじめたこの取り組みが日経トレンディにでるくらいになるとは・・・。感慨もひとしおです。








2012年10月1日月曜日

地域建設業が環境保全事業者になる!

昨年北海道から受託した「低炭素化技術振興モデル事業」では、地域の建設事業者が建設できる低コスト型バイオガスプラントの開発をおこない、図面を作成しました。
また、「食の循環システム事業」ではバイオガスプラントからの消化液を高付加価値にする技術開発を行います。

1997年のバイオガスの思想

1997年の11月から12月にかけて、札幌と帯広でバイオガスの勉強会を開催しました。これには多くの北海道職員の皆さんがつめかけ、廊下にまであふれてしまうシンポジウムになりました。このシンポジウムを契機に十勝バイオガスプラント研究会、それから一年後に北海道バイオガス研究会ができました。

地域のバイオマス利用を促進するためには各業界の人があつまる研究会組織で立ち上げるという先鞭となりました。当初はメンバーに北海道庁、開発局、帯広市、士幌町、鹿追町などが入っており、その後産業クラスターとして民間企業中心の十勝バイオガスプラント研究会ができました。

バイオガスには液肥利用とエネルギー利用の二つの出口をそろえることが重要です。
弊社ではこの二つの出口に対する研究を続けています。


学位までたどりつきました。

帯広畜産大学の大学院に4年半も通い、なんとか博士号までこぎ着けました。
会社との両輪、いやあうるずとの三輪なのでこけなかったのかもしれません。いずれにしてもこれで学業には一段落つきました。
1997年に十勝型バイオガスプラント推進研究会を立ち上げて、バイオマスエネルギーに関わり、技術も重要ですが、地域で活用する仕組みが重要・・・ということで循環型「産業」社会と主張していました。産業が介在しないと循環しないと考えたからです。
その図式を「バイオガス曼陀羅」と呼んでいました。

研究会での帯広畜産大学梅津教授との出会いが全ての始まりです。梅津教授と巡り会わなければ当然無理でし、バイオマスリサーチ。NPOあうるずも無理だったかもしれません。

巻末の謝辞を載せてみます。

---謝辞--------------------
 
 帯広畜産大学にて修士課程を修了し、これで我が人生での学業は終了だと思っていたのですが、平成20年4月に帯広畜産大学大学院畜産学研究科に進学する希なる機会をいただきました。

 その後社会人として事業を営みながらの修学に、主査である梅津一孝教授をはじめ副査の浦島匡教授、倉園久生教授、宮本明夫教授、西田武弘准教授には大変お世話になりました。
 バイオマス事業を進めている鹿追町、士幌町、興部町などから多くの示唆をいただき、本論をとりまとめることが出来ました。

 また、帯広畜産大学発ベンチャー企業北海道バイオマスリサーチの竹内良曜取締役はバイオマス研究の先輩として参考意見を頂きました。
 1997年にバイオマス研究の道に導いて頂いた故高畑英彦名誉教授にはお礼が出来ないままに再会がかなわなくなったことが悔やまれます。

 最後に、子供たちが学校に通い、さらに私が学生になるという6年半にわたる研究生活を支えてくれた妻にも負担をかけていたと思います。

 支えていただいた皆様にお礼を申し上げます。ありがとうございました。



 

2012年9月12日水曜日

ソーシャルファームジャパンのロゴマーク登録会議


ソーシャルファームジャパンのロゴ登録委員会の会議が9月11日、済生会理事長室で開催されました。
社会的弱者の作業所が作り出した製品をデザインでブラッシュアップして、共通ロゴにより消費者の購買行動により支援をおこなう商品作りを進めています。

12月16日に開催されるソーシャルファームジャパン総会までに、豊芯会、新得共働学舎など8つの団体を選定して試行することになりました。様々な課題を検証することが目的です。

12月には北海道ないの作業所の会議にも呼ばれていることから、私たちが長い間活動してきた、社会的弱者をデザインで支援する運動が結実しそうです。


〈 SFJ マーク登録委員会 〉
炭谷 茂 (恩賜財団済生会 理事長)
上野 容子(東京家政大学 教授)
寺島 彰 (浦和大学 教授)
清水義悳 (NPO 全国就労支援事業者機構 理事)
宮島 慎吾(武蔵野美術大学 基礎デザイン学科 教授)
中田 晢夫(NAC 商品開発研究所 代表取締役)
菊池 貞雄(NPO コミュニティシンクタンクあうるず 専務理事







2012年8月18日土曜日

十勝ロングトレイルyoutube

今年も「とかちロングトレイルクラシック」の時期が来ました。例年より一週間早い9月15日〜18日に開催いたします。4日間で100km歩くのですが、一日にすると最大で36kmです。

この時期、十勝は収穫の時を迎えます。ちょうどジャガイモの収穫が行われている頃でしょう。畑の脇をとおると、巨大なトラクターとジャガイモが満載になったコンテナをみることができます。

食事は朝昼晩と十勝100%(お米などは違いますが・・)地産地消のお食事を提供いたします。ナチュラルチーズ、地場産小麦と酵母のパン、オショロコマの唐揚げなど十勝のこの時期、しかもこのロングトレイル特製のお食事を用意しました。

参加は1日からでも参加ができます。収穫の十勝を一緒にあるいてお昼ご飯をたべて、夕方は変えるお客様でも楽しめるとおもいます。
過去の様子は下記のyoutubeでも掲載しています。

ルートはパンフ見開き分に載せています。申込用紙は最後のページ(お食事例のページ)にありますので参考にしてください。

多くの方の申し込みをお待ちしてます。


2010年9月23日〜26日のトレイルレポートをご覧ください。
第1ステージ 
http://www.youtube.com/watch?v=YV7cGJHMYuU

第2ステージ 
http://www.youtube.com/watch?v=hYb7pNdmgcc&featured

第3ステージ 
http://www.youtube.com/watch?v=XiUgslb4DOw

第4ステージ 
http://www.youtube.com/watch?v=XiUgslb4DOw

この動画以上に詳細な内容が下記の
とかちロングトレイル ウェブサイトにて掲載していますので
合わせてご覧ください!




































2012年7月25日水曜日

境界はだれが埋める?


1.将来の絵を保持する地域のチカラ
先ほどジグソーパズルの絵とピースになぞらえましたが、地域の将来像は完成図です。そこに様々な役割(ピース)の方がはまり込んで、完成形に近づきます。
では、この完成図はだれの記憶にあることが良いのでしょうか。それはもちろん住民だと思っています。家畜糞尿からのバイオガスエネルギーも有機肥料による付加価値的農業や、障害者が参画するてまひま農業などの全体図と一緒に語られるべきモノだと思います。

2.コミュニティシンクタンクの意義
役所は信頼性の担保には絶大なチカラを発揮しますが、担当者がすぐ変わるために思いを共有する時間が短く、持続性がありません。
また、隣の課との協調性も難しいこともあり、硬直的になりがちです。
コミュニティシンクタンクは行政と住民の境界、住民団体相互の境界、隣町などの行政界の課題を乗り越えて活動しやすくすることも役割です。


ボランティアの限界とビジネス化


地方ならではのソーシャルビジネスとボランティアの限界

地方においては雇用の場の少なく、社会的な課題は多いのでソーシャルビジネスの可能性は高いと考えることが出来ますが、前述したように地域のムーブメントの多くがボランタリーな活動であり、ビジネス的なハードルは高いといえましょう。

① マーケッティングの視点
人口密度が高い首都圏で議論をしていると「良いモノさえつくれば売れる!」という事が言われます。確かに2〜3kmに何万人もすんでいる都会では購買力が高く、商品は完売し専従者が雇用できる可能性は高いといえます。しかし、地方では購買人口が少ないためにその地域内での販売だけでは、専従者の給料を充足できません。
そのため、広報宣伝、営業などが必要です。ソーシャルビジネスといえども中小企業経営者と同様の能力が必要とされます。最大の営業ツールは社会的課題を解決する「志」です。

② 地域のストーリーを伝えるデザインの視点
ソーシャルビジネス商品である由縁は社会的課題の「ストーリー性」を理解することから始まります。対面販売では、志を伝えることが可能であり、共感・共鳴して購入してもらえます。しかし、消費地から遠隔にある地方の社会的課題の理解と志を販売員に託すことは容易ではありません。
そのために志をつたえるデザインマインドが必要となります。
ソーシャルビジネスにおいてデザインは基盤整備であり、それぞれの担い手が独自に人材確保するより、デザインという専門職を共有財産化、基盤整備化するほうが地方においては効率が良いと考えています。


地域づくりの記憶を引き継ぐ


地域づくりボランタリー活動の限界と持続的発展
記憶をひきつぐ
住民と中心となってボランタリーな活動を進めても、地域の中核にいる自治体の協力なしには進みません。プロジェクト初期段階では自治体の当該部署の方と連携がとれているのですが、数年たつと転勤や配置転換があり、役場内でのプロジェクトの記憶が薄くなっていきます。せっかくの活動も10年後には「あったね、その活動!」という事になってしまいます。
地域の課題はいつもほぼ共通なので多少カタチは変わってまた以前とは違う住民と役場担当者の組み合わせで発足します。プロジェクトのスクラップ&ビルドになってしまいます。活動した記憶を蓄積することが必要ですが、それには地域の住民に記憶をひきつぐ仕組みを装置することが重要です。

複合的な活動に展開
以前と異なり、近年の課題は境界が曖昧になっています。当初は景観改善活動であったことが徐々に農村や環境ツーリズムにつながったり、河川環境の水質浄化などの環境課題と連結したり、近年の地域作りは「複合的」になっています。
役場の担当課はそれぞれ境界があります。家畜糞尿は畜産課の担当ですが、バイオマスでエネルギーにすると産業課、流出防止は環境課、液肥利用は営農課など多岐にわたります。複合的な地域課題に対応しようとする住民には企画課、地域振興課などの役場のコーディネイターが重要な役割を果たします。








2012年6月25日月曜日

地方とソーシャルビジネスと談合問題

昔から地方の建設業の談合問題が課題となっています。談合は業者同士が示し合わせて、安くたたき合うことをやめて、ほどほどのところで手をうち予算額を獲得しようとするモノです。定義はいろいろあるでしょうが、私はこんな感じで理解しています。

市民からいただいた税金を建設工事などで発注すること自体は問題がない。その価格が不当に高いか、競争を避けていることに問題があるんでしょうね。
では、安ければいいのかがまた問題です。もともと公共事業には税金をつかって、市民の出来るだけ多くが雇用されたり、地域での購買が促進されたりする効果も目的の一つとしてあるのでしょう。

地方においてはお年寄り夫婦が細々と営んでいた酒屋がコンビニになり、1年後にはなくなっていたり、昔からの食堂のとなりに安価な全国飲食のチェーンができて、昔からの食堂は価格的にも営業時間もあいそも?負けてしまい、閉店することが発生しています。
少なくとも、私が訪れる北海道の地方都市ではどこでもにたり寄ったりな印象を持ちます。
地元資本の本屋さん、地元の電気屋さんなどが次々と消滅していき、地域を支えている人たちもいなくなります。全国チェーンの店長はおそらく地域をささえる意識を持ちにくいのではないでしょうか。コンビニの店長は隣接する同業を蹴散らして、我が店舗だけが勝ち残るのが課せられた責務です。「資本」主義のなかでは仕方がない、これが資本主義の求める姿なのです。

でも、地方においてはどれだけお金が循環するか・・が重要ではないでしょうか。最近強く思います。市民は給料を地場のお店で使い、その売り上げで店主がそこで店をやりつづけて、雇用して地域は維持されるのです。

建設事業者の談合がわるいのは、特定の会社や資本に元は税金であったものが、私財として蓄積されたり、地域への貢献度が低かったりしたからなのではないかと推察します。
地域へわたるお金を小さくするために不必要な低価格(安物や海外産でなければ不可能なほどの)で工事させることが目的ではないと思います。

公共工事が目的の一つとする地域貢献や、雇用の数、地域に落ちる金額などが示されて実行されるとより社会にとって必要な公共事業となると思います。

既にに地域を循環するお金と、食堂・電気屋・本屋などの循環を促す基盤は全国チェーンに奪われているので、全国チェーンで購入しても地域にはパート雇用程度の効果はあれ、多くは本社にお金がながれ、何百億の利益のなかの一部になります。

ソーシャルビジネスはこんな経済状況をほんのすこしだけ、流れを変えようとする動きです。地域で営業する人々を支援して、地域を考える人を応援する仕組みです。
最近の経済の動きは、お金偏重が一層活発化しているように思います。また地方に働く若年者も「ゆとり」「やすらぎ」「いやし」など、今の元気な年寄りよりも老化した指向を持っているように思います。

地域にお金をながして若者を鍛える(失望しかけてますが)ことが地域が存立する最低限の取り組みです。



2012年6月3日日曜日

左側通行

ここ数年月に1、2回は東京に仕事に行っていますが、そのたびに気になることがあります。
管理が徹底したなぁと感じることが多くなりました。

飛行機にのって音楽を聴いていても、その都度シートベルトをはずしてもいいけど、危ないから外すな。エレベーターは危ないからヒトに触れないように気をつけろ、常にコーションマークだらけです。




いつから、こんな事を言われないと動けないヒトだらけになったのか?
もしくは、こんなヒトは1/100人だけど、責任逃れでいっているのか?
私は小学校のころには左通行と書いた廊下がありましたが、高校にはなかった。歩きにくいし、ヒトとぶつかりながら歩かないでしょ、ふつう。
どうどうと床にプリントされてました。すごいな、こうしないと「なにか」が都合悪いんだ。歩くヒトが、自分がぶつかったことを駅に苦情を言うヒトに対応するアリバイか。
ぶつかって痛いのは自分なのに、いろいろな判断も人任せなのかな。

ルールに文句言う気はありません、ひだりを歩こうぜ!
こんなことのわからない社会ってどうなんだ、どこで歯車がくるってるかわからないけどアウトプットがずれてきている気がします。


2012年5月28日月曜日

非営利型株式会社登記完了!


非営利型株式会社

5月18日に帯広畜産大学発ベンチャー企業「北海道バイオマスリサーチ株式会社」が非営利型株式会社として要件について登記の変更をおこないました。

1.従来は株主に配当していた剰余金のすべてを社会貢献積立金として一次的に内部留保し、社会貢献する人々や団体に対して寄付をすることとしました。

2.会社が解散するときの残余財産は株主総会の決議をへて社会貢献活動に関わる人物や団体、地方公共団体に寄付することができるとしました。

地方にある会社の多くは地域社会の中で社会的意義を有しているものです。地域社会で必要と思われるから存在していることがその証拠です。

私たち北海道バイオマスリサーチは地方公共団体や国から研究資金、受託業務をいただいて生計をたてています。
成果品は地域で活用できるバイオマス利用やブランドプロデュースなど地域内の経済を循環させるような取り組みが中心です。

このような社会的取り組みを期待して発注していただいている皆様からの、利益分をどのように配分するのが良いのかを検討した結果、上記の結論となりました。

一昨年度私たちが関わったエゾシカブランド創出事業も昨年度資金をもらわなくとも給食への展開、ペットフードへの展開その他の企画をサポートしています。

また、NPOあうるずがおこなった十勝マフィンプロジェクトは昨年は振興局予算でしたが、今年も独自マフィン講習会などを展開しようと考えています。

十勝ロングトレイルも5年目になりますが、赤字を出しながらもムーブメントを作り続けることができるのもバイオマスリサーチの支援があってのことです。

NPOあうるずも北海道バイオマスリサーチも社会的団体として今後も積極的に展開していくつもりです。

宜しくお願いします。

いいべやバンドS&S同奏会

帯広の昔からの音楽仲間で飲みながら、食べながらのコンサートを行いました。
年に一般会う仲間もいるし、たのしかったな。

私たちバンドでドラムをたたいているサスケさん(ドラム)とは中学校でもバンドをやってました。そのあと高校生になり、門脇さん(ベース)、まっちゃん(ボーカル)でバンドをやってました。

私たち高校生バンドを応援してくれていたのが鈴木繁男さん率いる「M」でした。今も「M」という喫茶店をやっている鈴木さんのお姉さんと鈴木さんの遺影のまえで記念写真をとりました。

鈴木さんの命日は6月9日ロックの日です。このひはちょうど私たちは豊田勇造さんのライブの前座をやらせてもらう日です。鈴木さんの最後のライブは2年前の豊田さんのライブの前座でした。

いろいろな縁が音楽を通じてあります。音楽ってイイですね。

いいべやバンドS&S同奏会2012

2012年5月26日土曜日

豊田勇造ライブ!

ここ数年豊田勇造さんのライブの前座をやらしてもらっている。ライブの中心人物はあうるず代表の梅津教授です。帯広ライブをまとめてCDが発売になりました。
なんと、その中でもあうるずバンドがノミネートされてます。朗報なのは音には影響をあたえない程度の活躍である・・・?ということで全体の高い品質は守られています。

6月9日のB♭M7で開催されます。CDも販売されます。みなさま宜しくお願いします。



2012年5月23日水曜日

上士幌コンシェルジュ

上士幌町の「NPO法人上士幌町コンシェルジュ」の活動が、北海道開発局開発計画課の「新しい公共通信(第18号)」に紹介されています。
仲間がのることはうれしいですね。

すばらしい活動内容なのでご紹介いたします。
同時にあうるずのデザインプロセスもご紹介いたします。

・・・・・・・過疎化や高齢化が進行しており、観光 資源や自然環境を活かした地域の活性化が求められていました。
こうした中、NPO法人上士幌コンシェルジュは、「ヒトと地域を繋ぐ上士幌の案内人」と して地元と首都圏の有志11名で、平成22年 に設立。都会の方にまずは町に来ていただく、 知っていただくといったところから、二地域居 住・移住を促進する活動などを開始しました。・・・・・

デザインプロセスはこちら





2012年5月22日火曜日

北海道新聞で取り上げてくだました。社会的企業


北海道新聞で社会企業の特集があり、そのなかでNPOあうるずの取り組みを大きくとりあげていただきました。農業や障害者の商品をデザインで振興するという考え方に共鳴してもらいました。
このような、メディアの取り組みは本当にありがたい。
自分でいうと「手柄話」にしかならなくて、うるさいヤツになってしまうことに自己嫌悪になりかかってたところです。勇気がでます。

ソーシャルファーム十勝視察

大塚にある社会福祉法人豊芯会の理事長上野先生(東京家政大学教授)と日本障害者リハビリテーション協会の野村さんが十勝に視察にこられました。共働学舎、わかふじ寮、旭山学園、帯広ケアセンター、電信通りミナミナ広場を視察しました。よるは帯広観光の定番、北の屋台です。
5月18日から九州の「玄海はまゆう学園」の焼酎「はま姫」をのんで社会貢献しよう!というプロジェクトを久保専務と協働して立ち上げていました。
購入することで支援できる社会貢献がある・・というソーシャルファームの考え方を北の屋台で実践しました。
九州の施設で作ったモノを北海道で販売する、十勝の優秀な食品を東京の施設で運営するCAFEで販売する・・などの相互のソーシャルファームブランドのやりとりを進めていきます。アジアのソーシャルファーム製品を日本でうることも可能かもしれません。

そのためには障害者がつくる製品の「商品力アップ」が必要です。品質とストーリーが伝わるデザインが重要です。日本中の福祉施設でつくられるもののブラッシュアップとカタログ化を目指しています。






2012年5月18日金曜日

焼酎飲んで社会貢献!

地域づくりのモデル例として有名な帯広の北の屋台で九州の「玄海はまゆう学園」の焼酎を販売します。障害者が丹精込めて育てたサツマイモを焼酎にしました。購入することでできる社会貢献というコンセプトで始めているソーシャルファーム活動です。

ソーシャルファームジャパンの公式認定マークの運用試験をかねて行っています。日本で最初のソーシャルファームマーク利用例になります。

あなたの一杯が世の中の役に立つ!








2012年3月5日月曜日

地方自治職員研修に掲載されました。

地方に必要なソーシャルビジネスの展開のコツのような内容です。どうやら、都市で考えるソーシャルビジネスと田舎のソーシャルビジネスはずいぶん異なるなぁと思い出して2年くらいたちます。
政府の政策もなにか大都市でおこなうソーシャルビジネス中心で田舎で展開するためにはどうしたらいいのか・・・と思っていたところ、良いタイミング原稿依頼をいただきました。
北海道ではニセコの片山町長がトップバッターで寄稿されています。その他、すばらしい地域展開の考えが多数掲載されてます。
目次はこんな感じです。ニセコの片山町長、三重県の鈴木知事、長崎の田上市長が冒頭で寄稿してます。

この内容は、北九州で開催されるソーシャルビジネスメッセなどでお話ししたいと 思っています。古賀さんよろしくお願いします。


2012年2月12日日曜日

インテリジェントコンシューマー1

最近は企業がバイオマス施設を導入する事例が多くなっています。
サッポロビールでは以下の取り組みを進めています。
このような、取り組みが消費者に理解されて購買につながることが循環型産業社会を支えます。循環型社会は産業が作り上げるモノですから、ものづくりをすすめる企業を支える市民がいてはじめて成立する新しい社会です。
他のビール会社や醸造会社などでも行っています。
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サッポロビールでは、全ビール工場に嫌気性廃水処理設備の導入を完了する等、積極的な設備投資とその運用で副産物・廃棄物の発生抑制と再資源化に努めています。嫌気性廃水処理では、処理に際し発生するメタンガスを回収し、ボイラー燃料などに有効利用することで、化石燃料に由来するCO2排出量も削減しています。
また、こうした取組みに加え、副産物・廃棄物の約70%を占めるモルトフィードをバイオマス(※1)エネルギーとして有効利用する取組みを進めています。
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サッポロビールホームページ
http://www.sapporobeer.jp/csr/society/kankyo/katuyou.html

2012年1月22日日曜日

非営利型株式会社

田舎のソーシャルビジネスについて自治体職員の研修雑誌から依頼をうけてとりまとめをしてみました。4K3Jや動機のデザイン、ユタキビユなどいままでソーシャルビジネスの講義講演で行ったことを簡単にまとめてみたけど20P位にはなってしまってます。
なんとか、半分にしなくてはならないようです。
NPOあうるずはもちろん、バイオマスリサーチもソーシャルビジネスの典型です。「非営利型株式会」ってのがあって、役員賞与などはおこなわず、定款でさだめた社会的意義のある業務にしか利益を使わない、というものです。
今年あたりはバイオマスリサーチの定款を「非営利型株式会社」に変更しようか・・などと考えています。

2012年1月16日月曜日

馬の道構想/ロングトレイル/輓馬のつながり

十勝では平成3年から馬で十勝を巡る「十勝馬の道構想」というのがありました。北海道開拓は馬で行われ、まだ馬農家が残っています。帯広の輓馬もある。馬こそ地域の観光資源だとコンセプトで取り組まれました。
ロングトレイルの取り組みは中村達さんから、アメリカやヨーロッパなどあるくツアーが盛んであることなど十勝の農村地帯を巡る旅として取り組みました。
食農教育、環境教育、自然教育、健康作りと都市農村交流という現代的な課題を解決する手法としてソーシャルビジネスの視点を強くもっています。「地産地消巡礼の旅」として、アウトドア活動にくわえ農村要素を加えたのが十勝ロングトレイルです。



NPOあうるずは平成18年にばんば廃止の方向が出たときに反対して勉強会を開催して「輓馬夢プラン」をつくりました。そのなかでは、競馬場から鉄道高架の下をくぐって駅に向かう「シャトル馬車」を提案しました。市長にも出しました。


・平成18年3月1日(水)「馬の魅力生かした地域づくりフォーラム~ばん馬の夢を語ろう」
・平成18年3月26日(土)「帯広競馬場見学ツアー」
・平成18年6月22日(木)「ばんえい競馬場夢プラン 製作会議」
・平成18年8月17日(木)「ばんえい競馬場夢プラン」完成
・平成18年8月21日(月)「ばんえい競馬場夢プラン」帯広市長へ提出
・平成19年2月8日(木)「ばんえい競馬場夢プラン 勉強会

2012年1月10日火曜日

両角教授との打ち合わせ

東北大学の農業経済学の両角教授と打ち合わせを行いました。話が弾んで2時間半もお邪魔してしまいました。もう10年近くのお付き合いになることに気がつき「月日の立つのは早いね」とか話していました。一緒に岩手県のバイオガス施設をみたり、帯広で開催するバイオマスシンポジウムで講演してもらったりしていました。
昨年も3月18日にシンポジウムを十勝で開催する予定で基調講演をお願いしていたのですが、震災で実行できなくなりました。それ以来の再会です。

2012年1月5日木曜日

忘年会

北海道バイオマスリサーチ(株)とひよこデザインプロジェクトの合同忘年会を開催しました。いつもは温泉一泊で昭和の宴会と呼ばれていたのですが、今回は奥サマも多いことから福井ホテルのバイプレーンで開催しました。総勢で20人ほどの宴会ですが盛り上がっています。