2011年1月19日水曜日

田舎らしい旅の運動




私は20年ほどまえに十勝の農村景観を考える「風土と建築を考える会」に入れてもらっていました。当時はもっとも若手の会員だったと思います。ちょうどその頃十勝を馬で歩こうという「十勝馬の道連絡協議会」がたちあがり「ホースキャンプイン十勝」というイベントを開催しました。馬に乗り、カヌーに乗り、気球に乗って十勝らしい食事をおこなうというイベントです。
2年間開催したのですがこれが十勝の体験型観光のひな形を決めたと思います。翌年には「アウトドア体験ランド十勝推進会議」が北海道庁主催で3年間開催され構想策定のお手伝いをさせてもらいました。
そこでの目玉は、十勝ツアーコーディネイトセンター構想とういうものでした。これは着地の観光情報ネットワークを構築して、ファームインやファームレストランなどの小規模事業者が農業のアピールをしながら運営していくことのできるシステムとして考えたモノです。当時私は「地域エージェント」となづけ、観光事業ではなく「体験型交流産業」として地域の意志と都市の意志を通わせる仕組みとしました。

私は地域での運動は維持し続けることが最重要と考えており、上記の考えを現代的にアレンジしたモノが「十勝ロングトレイル」です。

昨日、北海道宝島旅行社の鈴木社長と先月までowls札幌事務所にいてくれた、大和さんとで3人だけの新年恒例会を行ないました。鈴木宏一郎さんは上記の考えを見事に単元してくれており、北海道らしいツアーを創り出し続けてもらいたいと考えてもらうため協力を惜しみません。

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