2011年3月19日土曜日

「がんばれ東北!fromとかち」の第1号車の土屋さんから報告


NPOあうるず「がんばれ東北!fromとかち」の第1号車の土屋さんから報告が届きました。
やはり、大変だったようです。
丸ごとのせます。

現場写真
http://gallery.me.com/kikusada#101034&view=grid&bgcolor=black&sel=0


皆さん総出でおろしてくれました

十勝のジャガイモ

副所長と土屋ドライバー

18日、朝、燃料を満タンにしフェリー乗り場へ。
フェリーは大型トラックで満載、予約をしていたが最後にやっと乗れた。
港にはたくさんのトラックがキャンセル待ちで並んでいた。乗れただけラッキー。
長距離トラックの運転手さんに本州の道路の状況を確認。
太平洋側は時間がかかるので、日本海側をとおり新潟から高速で東京に戻るルート。
太平洋側は通れないという情報だった。
11時に大間に到着。
フェリーターミナルで情報収集。
地元警察にいきルート確認。
緊急車両の登録をしていたため、高速道路での移動ができるのを確認。
大間〜むつ〜六ヶ所村〜八戸ここまで一般道、道が狭いため40Kから50Kでの移動となる。
途中のガソリンスタンドはすべて休業状態。
仙台までたどり着くか不安になる。
帯広で用意してもらったパンやお菓子をたべながら南下を続ける。
フリスク、栄養ドリンク、ブラックコーヒーどうもありがとうございました。
これがなかったら、持ちませんでした。
三沢の近くで道路に漁船が打ち上げられているのを見た以外は国道は普通に走れた。
八戸から高速道路にのる。
緊急車両以外は通行できないため南下する車両はほとんど見られなかった。
坂になると50Kまでスピードが落ちるため、電気工事の車両が抜いていく。
対向車線はアメリカ軍のトラックや自衛隊、救急車、タンクローリーだけが走っている。
16時岩手山パーキングエリア着。
自衛隊や救急車、電気工事車両が数多く駐車している。
サービスエリアの食堂が開いており通常の営業を行っていた。
スタンドも開いておりみな給油をしていた。
1台30Lまで、10分ほど並び給油した。
途中前沢サービスエリアで20Lの給油。
高速道路の破損は見られず、渋滞もなく移動できた。
18時30分若柳金成インターチェンジをおり一般道へ。
町は電気はついているが全体的なくらい。
お店は全部閉まっていて、住宅も半分ぐらいは電気がついていなかった。
道路は多少の陥没は見られたが、補修が終わり通行に支障はなかった。
ガソリンスタンドはしまっていたが、ポリタンクを持った住民が目についた。
途中警察所により道路状況を確認。
登米合同庁舎に向かうが道路の陥没、住宅の崩壊が目に付く。
19時40分対策本部に到着。
電気はついているが回りは薄暗い。
2階にある対策本部に駆け込む。
会議中だったがあうるずと名乗ると、会議を中断、全職員で荷物の整理をするという。
職員からはねぎらいの言葉をかけてもらう。
庁舎1回の倉庫にトラックを横づけ、車を50名近い職員が取り囲みみんなで手渡しで倉庫に搬入。
荷造りに使用したシートを敷き、分類しながらつんでいった。
量の多さに驚いたようだ。
ここを基点に被災地に物資を運ぶという。
菓子パンなどが目につくが、保存の利くものは別の倉庫に入れているといっていた。
自衛隊の車両も駐車場にとまっており、被災地への運搬も今は問題なく行われているといっていた。
作業は30分ほどで終了し、事務所2階の対策本部で佐々木和好所長、加藤喜彦副所長と面談。
ねぎらいの言葉をかけていただく。
職員の多くは事務所に止まりこんでいる、電気は通ったが、水道はまだ飲める水ではない。
灯油がないため暖房は切れたままの状態だ。
事務所の中でも防寒着は手放せない。
今回の救援物資の趣旨を所長に説明し、周りの状況をお聞きする。
遠いところから大変でしたでしょうと職員の方々から声をかけていただいた。
先ほど中断した会議も再開されたため、車に戻り夜明けを待ち仙台に移動することを伝えると、
ここを離れた方がいいといわれ、古川のホテルに泊まることを進められた。
被災地に直接行って手渡したいと思ったが、そういう現状ではないことを確認し所長に戻ることを伝えた。
加藤副長に先導され、古川市へ向かう。
街灯がところどころついているが、道路の陥没が目に付く。
迂回路を通って古川市へ。
新幹線古川駅前のホテルへ。周りは陥没し車の駐車でできないため支庁舎の駐車場に置かせてもらう。ホテルはお湯はでないが寝れるだけでもありがたい。部屋の壁にひび割れが目立つ。

今朝、ホテルを出発、高速道路に着くまでの間、ガソリンスタンドを取り囲む人を数多く見た。
スーパーにも開店前から人だかり。

10年で復旧できるだろうか2
そのとき私たちは何ができるだろうか。
これからが本当の支援活動だと思う。

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